前回(オープンオフィスを企業に導入するために(1))はオープンソースを導入する理由を考えてみたのですが、ここからはその中でもオープンオフィスについて考えてみました。
やっぱりコストメリット?
ソースがオープンであることがメリットだと、前回は書いたのですが、早速前言撤回です。。。
だって、オープンオフィスのソースがオープンだからと言って、そんなに喜ぶ人はいないと思われます。
MySQLなら性能改善のためにカスタマイズができる!!
Linuxならカーネルの解析がしやすい!!
などソースがオープンである色々メリットはありそうですが、Calcのソースが読める!!といって、喜ぶ人は少ない気がします。
(バグフィクスをしやすいメリットはもちろんあると思いますが。)
オープンオフィスに関しては、やっぱりコストメリットでしょう。
というのもマイクロソフトオフィスのライセンス費を下げたいというのが大きな理由だと思います。
というわけで、コストメリットに関しての記事を集めてみました。
会津若松市がOpenOffice.orgのCD-ROM無償配布開始,費用は広告で
オープンオフィスの事例としては有名な会津若松市の話で、利用者数にもよると思いますが、うまくいけば5年で1500万円以上の削減ができるとか。
トーホー、「コスト削減とリスク分散を狙う」PC1500台をOpenOffice.orgに そのコスト削減額は……
オープンオフィスの導入支援で有名なアシスト社がトーホー社に導入した事例で、やはり1000万円オーダーでの削減とのこと。
マイクロソフトオフィスのボリュームライセンスとはいえ、一ライセンスあたり5万円弱かかることから考えると、メリットが無いわけがないです。
とはいえ、
導入のためのコンサル費用
導入の検討費用
移行費用
問い合わせ対応要員
などなど
プラスでかかる費用もありますが、数千万円とまではいかない気がします。